シリア大統領、「敵国は、代理戦争から直接的なシリアへの軍事侵略の段階に突入」
(last modified Tue, 01 May 2018 07:10:49 GMT )
May 01, 2018 16:10 Asia/Tokyo
  • ブルージェルディ委員長とアサド大統領
    ブルージェルディ委員長とアサド大統領

シリアのアサド大統領が、「敵国は今や、代理侵略からシリアへの直接的な軍事侵略の段階に突入した」と語りました。

アサド大統領は、シリアの首都ダマスカスで、イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディ委員長と会談し、「シリア軍とその同盟国軍は、テロにしっかり抵抗しており、我々は最終的な勝利に近づいている」と述べています。

一方、ブルージェルディ委員長もこの会談で、「アメリカとその同盟国や地域の傀儡政権は、シリアや地域において敗北しており、最近の侵略の失敗は、テロ対策や抵抗戦線がしっかりしていることを示している」としました。

また、「イランの政府と国民は今後も、シリアへの支援を続け、シリア人が認め、シリアの団結と国家主権を維持する、危機の政治的な解決策の模索に向けた努力を継続するだろう」と語っています。

シリア危機は、サウジアラビア、アメリカおよびその同盟国の支援を受けた複数のテロ組織の大規模な侵略により、2011年に勃発しました。

シリア軍はこの数ヶ月、抵抗戦線部隊の支援を受け、テロリストに甚大な打撃を与えることに成功しています。

ブルージェルディ委員長は、シリアに関する地域や世界の最新情勢についてシリアの政府関係者と協議するため、29日日曜、ダマスカスを訪問しています。