イエメン軍が、UAEアブダビ空港に対するイエメン軍の攻撃の詳細を発表
8月 16, 2018 19:51 Asia/Tokyo
イエメンのシーア派組織アンサーロッラー(フーシ派)のムハンマド・アブドッサラーム報道官が、アラブ首長国連邦のアブダビ国際空港とサウジアラビアの艦船に対する、イエメン海軍と無人機部隊、義勇軍の作戦の詳細を発表しました。
イエメンの義勇軍は先月26日、無人機によりアブダビ空港を攻撃しました。
また、イエメン海軍は先月25日と26日の両日にわたり、同国の西海岸においてサウジアラビア主導のアラブ連合軍の艦船2隻を攻撃しています。
アルアーラム・チャンネルが16日木曜、報じたところによりますと、アブドッサラーム報道官は、「無人機によるアブダビ空港への攻撃は成功し、これにより少なくとも14人が負傷したほか、同空港に甚大な被害が出たが、アラブ首長国連邦側はこの報道を検閲した」と表明しました。
同報道官はまた、サウジアラビアの駆逐艦に対する攻撃についても、「紅海でサウジアラビアの駆逐艦を攻撃する作戦は、独自のものだった。それは、この攻撃でサウジの駆逐艦が打撃を受けたことで、サウジ側に恐怖感を与えた」と述べています。
サウジアラビアは、アラブ首長国連邦やアメリカなどの支援により、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。
この戦争で、イエメンではこれまでに1万4000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、数百万人が難民となっています。