サウジアラビア通貨、対ドルで下落
10月 15, 2018 20:44 Asia/Tokyo
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サウジアラビア通貨
情報筋が、為替市場で、15日月曜、サウジアラビアリヤルが対ドルで下落したことを明らかにしています。
アルハリジ・オンラインによりますと、為替市場のサウジアラビアリヤルの対ドル為替レートが、2017年6月以来、最安値となりました。
情報筋によりますと、下落の原因は、サウジアラビアの反政府ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の失踪を巡る緊張の拡大だと見られています。
カショギ氏は、今月2日にトルコ・イスタンブールのサウジアラビア領事館に入った後、行方が分からなくなっています。
トルコ警察によれば、カショギ氏は領事館の建物で殺害されたとされています。
ロイター通信は、この数日、アメリカのトランプ大統領がサウジアラビアへの対応を示唆したことを受け、サウジアラビアの経済市場が大きな圧力を受けていると伝えました。
15日の為替市場の取り引きでは、サウジアラビアリヤルが対ドルで下落し、昨年6月以来の最安値となりました。
サウジアラビアの金融市場サイトが発表した声明によれば、14日日曜にも、サウジアラビアの株価が下落したということです。
このサイトは、サウジアラビアの182社の株価の下落を明らかにしています。
先週木曜にも、サウジアラビアの主要株価は、6ヶ月ぶりの最安値となりました。
一部の経済の専門家は、サウジアラビアのイエメンに対する戦争、地域や世界のテロ組織に対する大規模な支援、カタールとの関係悪化が、株価下落や経済問題の原因だとしています。
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