駐イラク・イラン大使、「現在はイラクに軍事顧問を置いていない」
イラク駐在のマスジェディ・イラン大使が、「イランは、現在はイラクへの軍事駐留や軍事顧問の派遣を一切行っていない」と語りました。
イルナー通信によりますと、マスジェディ大使は25日火曜、イラクのメディア関係者らと会談し、「イランが派遣した軍事顧問はすべて、イラク政府と打ち合わせた上で、テロ組織ISISとの戦いへの支援を目的としていた。対ISIS勝利が発表された後はイラクから引き揚げ、イランに帰国している」と述べました。
イラクは昨年12月、ISISから同国の領土が解放されたと宣言しました。しかしながら、同国の北部や西部の各地、そして首都バグダッドの周辺地域では、今なおISISの活動が散発的に続いています。
マスジェディ大使はまた、「イランとは逆に、アメリカはISISがイラク領内からほぼ姿を消しても、地域での軍事駐留を継続している。アメリカ軍は撤収せずに一部の地域で軍事拠点を増強している」と指摘しました。
さらに、「地域でのアメリカの軍事駐留は、決して正当化できないものだ。それは、地域諸国はそれぞれ自国民で結成された軍隊を有していることから自らを防衛する力があり、他国の軍隊を必要としていないからだ」と強調しました。
そして、「地域におけるアメリカの政策は、危機や情勢不安を生み出すことにある。そのために地域の平和と安定につながる動きのすべてを妨害している」と非難しました。
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