イエメン保健相、「アラブ連合軍によりイエメンは巨大な監獄と化す」
(last modified Wed, 22 May 2019 09:05:10 GMT )
May 22, 2019 18:05 Asia/Tokyo
  • イエメン人
    イエメン人

イエメンの保健相が、サウジアラビアとその同盟国によるイエメンの全面的な包囲を指摘し、サウジ主導のアラブ連合軍がイエメンを巨大な監獄へと変えたと非難しました。

イエメンのフーシ派のテレビ局・アルマシーラ(Al-Masirah)によりますと、イエメンのムタワキル保健相は21日火曜、「イエメンの首都サヌアの空港が閉鎖されたことで、何万人もの患者、特に腎臓病と心臓病の患者が死の危険にさらされている」と訴えました。

イエメンの領空は、サウジアラビアによる侵略が始まった2015年3月から閉鎖されています。

ムタワキル保健相は今月17日、イエメン国内の病院の半数はサウジ主導連合軍の攻撃により、病院としての機能を止めているとも語っていました。

サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦およびその他の諸国の支援を受け、2015年3月からイエメンを攻撃し、同国を陸海空から全面的に包囲しています。

サウジアラビアとその同盟国によるこの戦争で、これまでにイエメン人16,000人以上が殺害され、数万人が負傷、さらに数百万人のイエメン人が家を追われる事態となっています。

サウジアラビア軍による攻撃は、貧困国イエメンに深刻な食料と医薬品の不足をもたらしています。

 

ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese

http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/