パレスチナ自治政府議長、「世紀の取引は結果に至らない」
6月 24, 2019 17:24 Asia/Tokyo
パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長が、「アメリカとシオニストによる世紀の取引は、決して実行されないだろう」と語りました。
IRIB通信によりますと、アッバス議長は23日日曜、パレスチナ・ラマラにあるパレスチナ民族解放機構ファタハの中央委員会会合において、パレスチナ問題の政治的な解決を強調するとともに、「いわゆる世紀の取引は結果に至らないだろう。それは、この取引がパレスチナ人の理想を潰すものだからだ」と述べました。
パレスチナ自治政府外務省も声明を発表し、「パレスチナ人に対するアメリカ政府の計画は敗北に終わる」と表明しました。
アメリカが計画した世紀の取引では、「聖地ベイトルモガッダス・エルサレムはシオニスト政権イスラエルに委譲され、各国に拡散しているパレスチナ難民には祖国帰還の権利はなく、パレスチナはガザ地区とヨルダン川西岸に残されたわずかな地域の領有権を有するのみにとどまる」とされています。
バーレーンの首都マナーマでは今月25、26日の両日、アメリカとシオニストによるいわゆる「世紀の取引」をめぐり、経済会合が開催されます。
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