赤十字国際委員会総裁、「イエメン国民の80%は人道支援が必要」
10月 17, 2019 20:04 Asia/Tokyo
赤十字国際委員会のマウラー総裁が、イエメン国民の80%が人道支援を必要としていることを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、マウラー総裁は16日水曜夜、さらにイエメン国内には清潔な水がないことを指摘し、「1800万人のイエメン国民が、清潔な水を得られない状態にある」と語りました。
また、イエメンでの医薬品や医療器材・機器の不足にも触れ、「2000万人のイエメン人が医療ケアを受けられていない」と述べました。
国連のローコック人道問題担当事務次長も最近、「イエメンは史上最悪の人道上の悲劇に瀕している」と訴えていました。
サウジアラビアは、米国やアラブ首長国連邦など複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、完全に封鎖しています。
この戦争で、イエメン人の死傷者の数は数万人にのぼり、数百万人が住む家を失い難民となっています。また、食料や医薬品の深刻な不足に対し、国際機関、人権擁護団体は子供の飢餓を深く懸念しています。
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