トルコ軍とシリアのクルド人勢力の衝突で、数十名が死傷

11月 24, 2019 20:00 Asia/Tokyo

シリア北部の町ラッカ北部で、トルコとその同盟国の連合軍が、シリアのクルド人武装勢力と激しく衝突し、これにより数十人が死傷しました。

イルナー通信によりますと、シリア人権監視センターは２４日日曜午前、「この衝突の２日目において、トルコ軍は国際幹線道路（M4高速道路）を制圧しようとしている」と表明しています。

この報道によると、今回の衝突でこれまでにトルコ側同盟軍のメンバー１３人、そしてクルド人武装勢力・シリア民主軍のメンバー６人が死亡しました。

また、双方から出た負傷者の一部が重態であることから、死亡者数がさらに増える可能性があります。

シリア国営サナ通信も、トルコとその同盟国の（連合）軍がラッカ北部の町を大規模に攻撃した、と報じました。

この攻撃では、各種の重火器が使用され、多数の地元住民が住む家を失い難民化しています。

トルコ軍は先月９日、テロとの戦い、およびトルコ政府が敵とみなすクルド人武装勢力のシリア国境地帯からの掃討を口実に、シリア北部を攻撃しました。

シリア政府はこれまでに何度も、同国の領土保全や国家主権のために防衛する、と強調しています。

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