イラク外務省が、在ナジャフ・イラン領事館への襲撃を非難 (動画)
イラク外務省が28日木曜、声明を発表し、同国ナジャフ市内にあるイラン領事館への暴徒による攻撃を強く非難しました。
イルナー通信によりますと、イラク外務省はこの声明において、駐ナジャフ・イラン領事館に対する暴徒たちの攻撃を非難するとともに、「この攻撃は、イラク・イラン両国の歴史ある関係に打撃を与える目的で実行された」と表明しています。
27日水曜夜、イラク国内の経済不況への抗議を名目とした侵略的な暴徒らの集団ガ、ナジャフ市にあるイラン領事館を襲撃し、その一部に放火しました。
複数の報告から、この攻撃によりイラクの治安部隊員47名が負傷したことが判明しています。
この報道によれば、イランの外交団は暴徒裏による襲撃の前に、現地から離れたということです。
今回の襲撃は、ナジャフ州に往来・外出禁止令が敷かれている中で発生しました。
これ以前にも、イラクのバスラや聖地カルバラにあるイランの領事館は騒乱者による攻撃を受けています。
これらの襲撃者は、イラクにあるペルシャ湾アラブ諸国の大使館の一部から莫大な資金を供与されていることを示す報告が出されています。
ナジャフをはじめとするイラクの一部の州ではこの数週間にわたり、公共サービスの不備や就労機会の欠如、行政内の汚職などに抗議するデモが開催されていますが、これらの抗議行動はこの数日で暴力行為に発展し、数十人の死傷者を出しています。
イラクの抵抗組織ヒズボッラーの幹部らは、「アメリカとシオニスト政権イスラエルは、イラク政府の政策への不満を理由に、イラクでの最近の騒乱に関与している」と表明しました。
イラク・バスラ州警察署長も、「イスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦も、イラク国内の治安や平穏をかく乱しようとしている」と述べています。
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