在イラク米大使館前に、抗議者数千人が集結
12月 31, 2019 20:38 Asia/Tokyo
イラクバグダッドで、先の米軍の攻撃で殉教したイラクの民兵組織ハシャド・アルシャビのメンバーの葬儀が31日火曜、実施された後、イラク人抗議者数千名が、アメリカ大使館前に集結し、アメリカのこの攻撃を非難しました。
この集会では、怒りをあらわにしたイラク市民らが、アメリカ大使館の建物の入り口の1つに放火し、塀をよじ登ってハシャドアルシャビの旗を掲げ、「アメリカに死を」のスローガンを叫びました。
この中で、米大使館の警備隊員が、同市内で実施された抗議者に発砲し、これによりイラク市民10人が負傷しました。
警備隊員は、葬儀参加者らに対し実弾のほか、催涙ガスや発煙弾も使用しています。
この報告によれば、イラク市民のこの行動を受けてバグダッド駐在米大使が、そのほかの大使館職員らを伴って集団でほかの場所に退避しましたが、その場所については明らかにされていません。
今月29日夜、アメリカの複数の無人機がイラクとシリアの国境地帯にあるイラク側の町アルガーイムに位置した、ハシャドアルシャビ第45部隊と第46部隊の拠点を攻撃し、これにより少なくとも30人に上るこの組織のメンバーが殉教、ほか51人が負傷しました。
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