ハマス政治局長、「ハマスとイランは戦略的関係」
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ハニヤ政治局長
ハマス・パレスチナイスラム抵抗運動のハニヤ政治局長が、ハマスとイランとの関係は「戦略的」と強調しました。
ハニヤ局長は、レバノンのアルマヤーディン・テレビのインタビューで、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官がパレスチナ国家と国民を支援していたことを指摘し、「ソレイマーニー司令官はさまざまな勢力を支援する中で中核的な役割を担っていた」と述べました。
また、米国が提案した「世紀の取引」に言及し、世紀の取引は米国の政治の醜い一面と和解プロセスの忌まわしい結果をさらけ出したと強く非難しました。
トランプ米大統領は1月28日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と並んで、世紀の取引計画を発表しました。
世紀の取引は米政府による新しい計画ですが、実態はパレスチナの人々の権利を奪おうとするもので、サウジアラビアを含む複数のアラブ諸国の協力によって起草されました。
この計画は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムをシオニスト政権に移譲し、抵抗勢力の武装解除を謳い、パレスチナ難民の祖国帰還を禁じる内容となっています。
ヨルダン川西岸地区の30%をイスラエルに移譲するという恥知らずな内容も盛り込まれています。
この計画では、パレスチナはヨルダン川西岸及びガザ地区に残された領土しか所有できず、パレスチナ自治政府のアッバース議長は「世紀の取引」計画を強く批判しました。
世界中の多くの国、著名人、政治家、宗教関係者、特にイスラム教徒がこの計画を非難しています。
米国はトランプ政権になってから、イスラエルがパレスチナ人を抑圧し占領政策を拡大することを率先して後押ししています。
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