イスラエルが、ディモナ核施設での技術的なトラブルの存在を容認
(last modified Tue, 12 Apr 2016 12:29:42 GMT )
4月 12, 2016 21:29 Asia/Tokyo
  • イスラエルが、ディモナ核施設での技術的なトラブルの存在を容認

シオニスト政権イスラエルが、イスラエル南部のディモナ核施設に危険な技術的なトラブルが存在することを認めました。

イスラエルの新聞ハアレツによりますと、イスラエルの査察官は、ディモナ核施設の技術トラブルに関する機密報告の一部を公開し、「この施設の技術的なトラブルの詳細な項目は来月、公表されるだろう」としました。

これ以前に、ディモナ核施設の元技術者ヨルデハイ・バヌヌ氏は、ネゲブ砂漠で発生した地震により、建設されて50年たったディモナ核施設にひび割れができており、放射線漏れは、近隣のアラブ諸国の数百万の人々の命を脅かしていることを明らかにしていました。

また、イスラエルの第2チャンネルも、ディモナ核施設の職員数十名がこの施設での就労を原因とする癌により死亡したと報じました。

ディモナ核施設は、ヨルダン国境から15キロ離れたネゲブ砂漠に位置しており、この施設から出る放射性廃棄物や放射能は、周辺地域、特にヨルダンやエジプトなど近隣諸国に住む数百万の人々の健康を危険に晒し、環境も汚染しています。