国際機関、「サウジが今なおイエメンで停戦違反」
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サウジによるイエメンへの攻撃
イエメン戦争に取り組んでいる国際機関は、停戦が発表されてからもサウジアラビア主導アラブ連合軍がイエメン各地を頻繁に攻撃している現状を明らかにしました。
英紙インディペンデントは17日金曜、イエメン戦争問題で活動する国際機関・イエメン統計プロジェクトの話を引用し、「サウジ主導アラブ連合はイエメンでの停戦にもかかわらず、過去一週間に同国各地を何度も攻撃した」と報じました。
この報告によりますと、イエメン統計プロジェクトは「これまでアラブ連合がイエメンを空爆した回数は少なくとも106回を記録している」としており、うち26回は停戦が発表された後の1週間で行われたとしています。また攻撃のほとんどが首都サヌアを狙ったものでした。
しかし、この数字は、アラブ連合の攻撃についてイエメンのシーア派組織アンサーロッラーの当局者や他のイエメンの独立情報筋が発表した数字をはるかに下回っています。
イエメン情報筋によりますと、サウジ軍戦闘機が17日早朝からイエメン上空を飛行しており、同国北東部のジャウフ県とマアリブ県を15回にわたり爆撃しています。
イエメン軍のヤフヤー・サリー報道官は、「アラブ連合は、過去1週間でイエメンに230回の空爆と32回の地上作戦を実施している。連合軍の一連の作戦からは停戦の兆候は一切見られない」と批判しました。
アンサーロッラーのモハンマド・アブドルサラーム報道官も、「イエメンの包囲が続く現在の状況下で現在起きている事は、停戦宣言が単なる宣伝ショーであったことの証だ」と述べました。
サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦他、複数国の支援を背景に、2015年3月からイエメンを攻撃し、その後、このアラブ圏最貧国を完全封鎖しました。
サウジ軍と同盟国の攻撃により、イエメンでは数万人の死傷者と数百万の難民が発生する事態となっています。
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