新型コロナウイルス
WHO、「イエメンが危機的な保健衛生状態に」
WHO世界保健機関は、「イエメンでは、新型コロナウイルス対処の努力がなされているが、危機的な保健衛生状態に直面している」と発表しました。
IRIB通信によりますと、国連のマーティン・グリフィス・イエメン担当特使は17日金曜、イエメンでの新型コロナウイルス流行について警告し、「新型コロナウイルスとの新たな戦争は、イエメンの可能性と能力を脅かすものだ」と警鐘を鳴らしました。
世界的な新型コロナウイルスの流行に伴い、国連のグテーレス事務総長は、世界で起こっているすべての戦争や紛争を中止するよう要請しました。
今日、世界で起こっている最も危惧される戦争は、イエメンに対するサウジ主導アラブ連合軍の戦争で、これは世界最大の人道的悲劇を引き起こし、イエメンの人口2400万人のうち実に2200万人が人道支援を必要とする結果を招いています。
国連安全保障理事会は17日、イエメンで即時停戦を確立するというグテーレス事務総長の提案に支持を表明しました。
サウジ主導アラブ連合軍は、国際的な圧力を受け、今月9日にイエメンでの停戦を発表しましたが、その発表からわずか数時間後に、その一方的な停戦に自ら違反し、停戦発表が見せかけに過ぎなかったことを露呈しました。
サウジは、米国、アラブ首長国連邦、その他諸国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに対する軍事的侵略を開始しており、同国を完全包囲しています。 好戦的サウジと同盟国は、これまでにイエメンで数万人を殺害し、数百万人のイエメン市民が難民となっています。
また、サウジの軍事侵略は、貧困国イエメンを深刻な食糧難と医薬品の不足に直面させることにつながっています。
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