西アジア
サウジ皇太子打倒を目指す反対派連携評議会が結成
サウジアラビアのある活動家がインターネット上にメッセージを発表し、同国のムハンマド皇太子の解任を目的とした、サウジ王族3名を含む18人のメンバーで構成される連携評議会の結成を明らかにしました。
カタール国営衛星通信アルジャジーラが31日日曜、報じたところによりますと、サウジアラビア人活動家のアブドルラフマーン・アルスフミー氏はあるビデオメッセージを発表し、「当評議会は、ムハンマド皇太子の解任を目指す中で、占拠や民衆の反乱、武力行使は求めず、その活動はあくまで世界各国や国際的に承認された機関との通信ややり取りに限定される」と語っています。
また、「当評議会は自らの政策としてこれまで、イスラム諸国やペルシャ湾岸諸国の議会、ならびにアメリカや欧州議会の議員らとの通信・連絡を行った」と述べました。
さらに、一部のサウジアラビア政府関係者が、テロ作戦を行うことで2022年に予定されているサッカーW杯・カタール大会をぶち壊そうとしていることも明らかにしています。
そして、この陰謀について説明するとともに、「サウジアラビア政府のある責任者は最近、爆弾を仕掛けた車両数台を爆破させれば、カタールW杯を簡単に破壊できる、と語った」と述べました。
最後に、サウジアラビア領内へのアメリカの対空防衛システム・パトリオットの配備に関しても、「このシステムの70%は、ムハンマド皇太子の宮殿の防衛目的に使用され、サウジアラビアとその施設の防衛のために使われるのは残り30%のみだ」としています。
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