シリアが、同国に対する米の制裁行使に反応
6月 18, 2020 17:29 Asia/Tokyo
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シリア外務省
シリア外務省は、シリア市民保護法(シーザー法)の枠内で 制定されたアメリカの対シリア制裁を、人権や国際法への歴然とした違反としています。
シリアのサナ通信によりますと、同国外務省は17日水曜、声明を出し、「自国の犯罪歴を模範とし自国民を殺害するという最悪の形の人種主義を推し進めているアメリカ政が、人権について表明を行う権利はない」と述べました。
また、「誰も、アメリカの大統領など同国の政府高官による対シリア国民支援に関する偽りの主張に騙されることはない。なぜなら、彼らはシオニスト政権イスラエルの利益に寄与するため、地域を破壊や情勢不安に陥れる、という政策は既に暴露されているからである」としています。
シリア外務省はさらに、「わが国の軍隊や国民は、各テロ組織を敗北させたその意志によって、今回もアメリカによる圧政的な制裁に対抗していく」と表明しています。
アメリカのポンペオ国務長官は17日水曜、対シリア制裁の実施開始を発表しました。
アメリカは、シーザー法の枠内で、シリアのアサド大統領夫妻など19人の政府関係者を制裁対象にしています。
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