米国が、UAEへのF35戦闘機の提供を検討
8月 20, 2020 21:39 Asia/Tokyo
政府との交渉に携わる業界関係筋は、UAEアラブ首長国連邦がシオニスト政権イスラエルと国交正常化に合意したことから、米国は同国へ最新鋭ステルス戦闘機「F35」の売却を検討していることを明らかにしました。
ファールス通信によりますと、トランプ米大統領は19日水曜の記者会見で、UAEはF-35戦闘機の購入に関心がある、と語りました。
UAEとシオニスト政権との間の関係正常化を推し進めようとするトランプ米大統領のお膳立てにより、13日にUAEとイスラエルは国交の完全な正常化に合意しました。この合意は、アラブおよびイスラム諸国からの広範な反対を引き起こすことになりました。
イスラエルのネタニヤフ首相はこれに先立ち、米国がF-35戦闘機をUAEに販売することに関し、地域におけるイスラエルの軍事的優位を維持する必要があるため、イスラエルはUAEとのそのような取引には反対するだろう、と語っていました。
交渉から実際の引き渡しに至るまでには時間がかかる見通しで、米国大統領選の結果次第では方針撤回となる可能性もあります。
この件に関しては、ペンタゴン米国防省もホワイトハウスもまだコメントしていません。また航空機の売却には議会の承認も必要となります。
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