電力不足のガザの小児病院、中国の援助で太陽光パネル設置へ
10月 14, 2020 20:09 Asia/Tokyo
パレスチナの慈善団体「ギブ・パレスチナ協会」は12日月曜、中国の資金援助による太陽光パネルをガザ地区の小児病院に設置することについて、ガザ保健省とプロジェクト協定を締結しました。
新華社通信が14日報じたところによりますと、同協会のアブシャハラ会長は「太陽光パネルの容量は30メガワット。全診療科で必要な電力の9割を賄える」と指摘しています。
また、太陽光発電装置の導入計画に中国が資金を援助するのは同地区が深刻な電力不足に見舞われて以降、今回が5回目になると述べ、中国の支援に感謝の意を示しました。パネルの設置工事は5カ月以内に開始されるということです。
同保健省の病院行政担当者は、電力不足が病気の子どもたち、特に集中治療室にいる子どもたちに影響を与えているとし、今回のプロジェクトはこの問題を解消する重要な取り組みになると語りました。
ガザ地区は、2006年からイスラエルにより全面的に封鎖され、住民たちは多くの困難を抱えながら日々の生活を送っています。
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