ロシア、「サウジ支援のテロ組織はISISと同じ見解」

ロシアが、サウジアラビアが支援するシリアのテロ組織は、ISISと同じ方向性を有しているとしました。

ロシア・スプートニクによりますと、ロシアのラブロフ外務大臣は２３日土曜、「スイス・ジュネーブのシリア和平協議に参加しているジェイショルイスラムとアハラルシャムは、その行動の中で、テロ組織ISISの見解と一致していることを示した」と語りました。

ラブロフ外務大臣はまた、これらの組織はISISやヌスラ戦線と同じ、非人道的なアプローチをとっているとしました。

さらに、シリア和平協議から高等交渉委員会と呼ばれる組織が脱退したことに反発し、多くの反体制派はジュネーブ協議から脱退し、ジェイショルイスラムなど一部のテロ組織がこれに残っているとしました。

ISISやヌスラ戦線は国連安保理決議や、ロシアとアメリカの合意には、停戦の対象として含まれておらず、シリア和平協議にも参加していません。

アメリカや西側諸国、アラブ諸国の、シリアの合法的政権に対する陰謀の失敗により、西側、特にアメリカは、シリアの停戦確立に関して、イランやロシアのアプローチを受容しました。

シリアの停戦は、繰り返し、サウジアラビアの支援するテロ組織によって違反されています。