イスラエル裁判所が、ハンスト中のパレスチナ人拘禁者の病院移送を差し止め
-
Maher Al-Akhras氏
シオニスト政権イスラエルの裁判所が、拘禁下でハンストを続けるパレスチナ人 Maher Al-Akhras氏の病院移送を禁じるとしました。
レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、シオニスト政権の裁判所は25日日曜、90日以上ハンストを続け危険な状態にあるAl-Akhras氏について、拘禁を続けるよう命じました。
同氏の弁護士は、「Al-Akhras氏は遺言書の中で、最期の時はヨルダン川西岸地域の病院に移送され同胞や子どもたちに看取られることを望んでいる」と述べています。
49歳のAl-Akhras氏は、パレスチナ・ヨルダン川西岸の都市ジェニン出身で、去る7月27日に罪名を告げられないままシオニスト政権イスラエルにより逮捕されました。
同氏は、自身を含めた多数のパレスチナ人の行政的逮捕・拘禁に抗議し、これまで90日以上にわたりハンストを続けています。
パレスチナ抵抗勢力はシオニスト政権関係者らに対し、Al-Akhras氏の体調悪化やそれが同政権にもたらす結果について、繰り返し警告しています。
一方、国連でパレスチナ被占領地域の人権問題を担当するマイケル・リンク特別報告者も、「イスラエルは即刻Al-Akhras氏を解放すべきだ」と表明しています。
同氏は25日、パレスチナ民間人の逮捕が戦時の文民の保護に関するジュネーヴ4条約の第4条約への明白な違反に当たることを指摘し、「シオニスト政権はこの条約を遵守すべきだ」と強調しました。
また、「イスラエルは、パレスチナ人に対する行政的逮捕・拘禁をすべて中止し、350人以上のパレスチナ人拘禁者を解放しなくてはならない」と続けました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj