イエメンで、協議と平行して停戦違反が継続
(last modified Sat, 23 Apr 2016 13:28:22 GMT )
4月 23, 2016 22:28 Asia/Tokyo
  • イエメンで、協議と平行して停戦違反が継続

クウェートで23日土曜、イエメン和平協議の2日目が終了した一方で、サウジアラビアがなおも停戦に違反しています。

クウェートで23日朝に始まった、イエメン和平交渉の2日目の日程が終了しました。

国連のシェイクアフメド・イエメン問題担当特使は、この和平交渉が建設的な雰囲気の中で行われたことに満足の意を示し、「イエメン各地に対するサウジアラビアの攻撃は、即時に停止されるべきだ」と語りました。

同特使はまた、「全ての関係者は停戦の実施で合意しており、平和的な解決策を見出すために努力すべきだと考えている」と述べました。

さらに22日金曜、この協議の初日の日程の終了にあたり、イエメン危機にはイエメン人同士の対話での解決法が存在する」としています。

クウェートでの和平交渉の再開にもかかわらず、サウジアラビアの戦闘機はイエメンの中部マーリブ州、北部ジャウフ州、南部ハッジャ州、首都サヌアの各地を攻撃しました。

なお、イエメンのシーア派組織フーシ派のメンバーも、イエメンでの停戦状況について、「イエメンでの停戦は常に違反されている。サウジアラビアとつながりのある部隊は、停戦合意に調印する前に、この停戦案を重視しないと表明した」と語っています。