シリアでＩＳＩＳがバスをテロ攻撃、28人死亡

12月 31, 2020 17:55 Asia/Tokyo

シリアメディアが、国内で1台のバスがテロ組織ＩＳＩＳの攻撃を受け、数十人が死傷したと報じました。

シリアの国営サナ通信によりますと、30日水曜夕、シリア北東部デリゾールと中央部タドムルを結ぶ幹線道路を走行中のバス1台が、ＩＳＩＳによるテロ攻撃を受け、少なくともシリア人28人が死亡し、8人が負傷しました。

公表された事故現場の写真では、このバスは完全に燃え尽きていました。

ＩＳＩＳがシリア国内から駆逐されたにもかかわらず、同国の一部の荒野では、散発的にＩＳＩＳ構成員の残党による攻撃が起きています。

ＩＳＩＳはシリアで敗北したものの、このテロ組織の構成員の一部はいまだ同国の荒野にひそみ、テロ行為を行っています。

シリア危機は2011年、サウジアラビア、アメリカ、およびその同盟国に支援された複数のテロ組織により、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルに有利に傾けようという目的で、シリアへ大規模な攻撃が行われたことから始まりました。

シリア軍は、イランの助言とロシアの支援のもと、テロ組織ISISの占領から自国を解放することに成功しました。

その他のテロ組織も、同国から駆逐されようとしています。

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