パレスチナ各団体、「ソレイマーニー司令官は、イスラエル政権を存続の危機に追い込んだ」
-
パレスチナ各団体
パレスチナ各団体の指導者らが3日日曜、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官の殉教1周年に際して、パレスチナ・ガザ地区にて会合を開催しました。
パレスチナの通信社「パレスチナ・アルヨウム」によりますと、この会合に参加した各団体の指導者らは、「故ソレイマーニー司令官、シオニスト政権イスラエルの存続にとっての危機を起こし、またアメリカの陰謀に対し、その影響を受け付けない堤防を築いた」と表明しています。
PIJパレスチナ・イスラム聖戦運動の上級幹部メンバー ・Walid al-Qatati 氏は、「ソレイマーニー司令官は、パレスチナの国民と抵抗軍による革命に現実味を与えた」と述べました。
また、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの上級メンバーであるイスマーイール・レズヴァーン氏も、「ソレイマーニー司令官のテロ暗殺は、パレスチナや抵抗軍にとって大きな痛手・損失であった。それは、彼がパレスチナ抵抗軍の主要な支持者だったからだ」と語っています。
さらに、パレスチナの複数の人民抵抗委員会は「シオニスト-アメリカ連合という敵への対抗という、ソレイマーニー司令官のプロジェクトはそのまま存続しており、その抵抗の方法は勝利達成まで継続されるだろいう」と表明しました。
そして、別の報道によりますと、ソレイマーニー司令官らの殉教記念日にちなみ、この数日間、イエメン各地でも各種の儀式や行進が実施されているということです。
なお、イエメンのイスラム教シーア派組織アンサーロッラーが運営するテレビ局・アルマシーラによりますと、同組織のセイエド・アブドルマレク・アルフーシ事務局長は3日日曜、ソレイマーニー司令官殉教記念日にちなんだ談話で、「地域における紛争の元凶は、アメリカとイスラエルの敵対行為および、これらの植民地主義的政権に一部のアラブ諸国が妥協したことにある」と語っています。
また、「アメリカがソレイマーニー司令官をテロ暗殺したのは、彼がイスラム共同体の勝利を象徴する司令官だったことが原因だ」としました。
ソレイマーニー司令官は昨年1月3日、イラクの政府関係者の公式な招待により同国を訪問した際、同行するイラクの民兵組織ハシャド・アルシャビのアルムハンディス副司令官や他8人と共に、バグダッド空港付近で米テロリスト軍の空爆を受け、殉教しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj