米国防総省が、イエメンでの人道的惨状を認める
2月 04, 2021 18:59 Asia/Tokyo
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米国防総省のカービー報道官
米国防総省のカービー報道官が、イエメン戦争においてサウジ主導アラブ連合に行っている米政府の支援について述べ、イエメン国内が人道的惨状に陥っていることを認めました。
カービー報道官は、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラとのインタビューにおいて、「バイデン米大統領は、サウジ主導アラブ連合のイエメンでの作戦行動に対する米国の支援について、再考したいと考えている」と述べました。
この発言がされた背景には、アメリカがイエメン戦争においてサウジ主導アラブ連合の主要な支援国となっている状況があります。
クリス・マーフィー米上院議員はこれ以前に、サウジアラビアとアラブ首長国連邦に対し武器が売却され、それらが身を守るすべのないイエメンの人々の殺害に使われていることを非難していました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国が起こした戦闘により、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷し、何百万人もの人々が住む家を失っています。
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