ローマ教皇、「イラク・シーア派最高権威聖職者との会談は精神的喜びをもたらした」
(last modified Tue, 09 Mar 2021 08:54:40 GMT )
3月 09, 2021 17:54 Asia/Tokyo

世界のカトリック教徒の指導者であるローマ教皇フランシスコが、イラクのシーア派最高権威者であるスィースターニー師との会談を、自身の「精神的喜び」の源となったと述懐しました。

ユーロニュースによりますと、フランシスコ教皇は3日間にわたるイラク訪問の最後に、移動のための飛行機の中で記者らに対し、スィースターニー師を「謙虚で博識」な人物と感じたとして、「今回の会談は、私に精神的喜びをもたらした」と語りました。

84歳になるフランシスコ教皇はまた、治安上の問題があるにもかかわらず、新型コロナウイルスのパンデミックが起こる状況下でイラクへの訪問を決意したことについて、「私は存在する危険を承知でこの決定を行った」と強調しました。

スィースターニー師は、6日土曜に行われたフランシスコ教皇との会談において、地域諸国の人々に対する圧制について触れ、現在イエメンやパレスチナのような国々で起きている危機の解決に向けてのさらなる努力を求めました。

 

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