イエメン癌治療センターが、同国民に対するアラブ連合軍の攻撃続行に関して警告
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イエメン癌治療センターが、同国民に対するアラブ連合軍の攻撃続行に関して警告
イエメン国立癌治療センター長が、「サウジアラビア主導アラブ連合軍は、イエメン国内のがん・腫瘍治療センターの電力の遮断により、犯罪を引き起こしている」と語りました。
レバノンのアルマヤーディン・テレビによりますと、同所長は「停電は、患者にはもちろん、そして冷蔵が必要な医薬品や医療器材に悪影響を及ぼす」と述べています。
また、「イエメン首都サヌア空港の封鎖と閉鎖により、我々は石油関連製品と医薬品の不足に直面している」としました。
さらに人道支援団体に対し、がん性腫瘍の患者に生じた問題についてフォローアップするよう呼びかけています。
イエメンの石油会社の労働者も駐サヌア国連事務所前に集結し、侵略者たるアラブ連合軍によるイエメン船籍タンカーの拿捕・押収が続いていることを非難しました。
これらの人々は声明の中で、「アラブ連合軍によるイエメンの石油タンカーの拿捕の継続は、差し迫った人道的危機を引き起こす」と主張しています。
そして国連に対し、アラブ連合軍の構成国にイエメンの石油タンカーの拿捕の解除を即時迫るよう求めました。
ハージー・イラン外相上級補佐官は、イエメン担当国連事務総長特別代表であるハンス・グランドバーグ氏との電話会談で、イエメンの人々の惨状、そして戦争と抑圧的な経済的封鎖に起因する非常に困難な状況に言及し、イエメン封鎖の解除に向けた国連および国際社会の真剣な努力を求めました。
サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦、その他のいくつかの国の支援を受けて、2015年3月以来、イエメンへの軍事侵攻と陸、海、空からの全面封鎖を開始しました。
サウジ主導のこの軍事侵略はまた、イエメンのインフラの85%以上を破壊し、また同国に食糧と医薬品の深刻な不足を引き起こしています。