占領地内で、パレスチナ人の復讐作戦においてシオニスト複数名が死傷
(last modified Fri, 06 May 2022 16:41:25 GMT )
May 07, 2022 01:41 Asia/Tokyo

シオニスト政権イスラエルの占領地内の都市テルアビブ付近で、パレスチナ人の復讐作戦により複数名のシオニストが死傷しました。

テルアビブ東部エルアド市にあるシオニスト入植地において、5日木曜夜に実施されたパレスチナ人らによる復讐作戦で、3名のシオニストが死亡したほか、9人が負傷しています。

パレスチナ・イスラム聖戦運動および、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスはこの復讐作戦を、シオニスト政権イスラエル軍や入植者らによる聖地内のアクサーモスクへの侮辱に対する、パレスチナ人の当然の反応だと表明しています。

複数のパレスチナ抵抗組織は、「シオニストがパレスチナ市民に対する犯罪を続ける限り、シオニストに対するパレスチナ市民の作戦も続行される」と強調しました。

イスラエルによるパレスチナ占領記念日に当たる5日夜、占領下の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクが、シオニスト数百名による名誉毀損・侮辱行為にさらされました。

イラン国会所属のパレスチナ・インティファーダ支援国際会議事務局も同日、声明を発表してシオニストらのアクサーモスク侵入を非難するとともに、「パレスチナの市民と抵抗軍は、これまでのどの時代よりもアクサーモスク防衛に向けた準備を整えている」と表明しています。

アクサーモスクは、パレスチナ・イスラムのアイデンティティの主要なシンボルとして、常に聖地の占領者たるイスラエル政府の破壊行為の標的とされてきました。

ユネスコ・国連教育科学文化機関は2016年、決議を採択して、特にアクサーモスクをはじめとしたベイトルモガッダス市内の聖域・宗教施設と、ユダヤ人の文化宗教・歴史との一切の関係を否定し、このモスクをイスラム教徒にとっての聖なる場所であると認定しています。

聖地ベイトルモガッダスは、イスラム教徒にとっての初の礼拝の方向キブラであるアクサーモスクが存在し、パレスチナの不可分の領土であるとともに、イスラムの最も重要な3大聖地とされています。

なお、この聖地は1967年以来イスラエルに占領されています。