国際人権団体アムネスティ、パレスチナ人女性記者殺害事件の調査を要求
6月 25, 2022 17:14 Asia/Tokyo
国際人権NGOアムネスティインターナショナルが、パレスチナ人女性記者テロ暗殺事件に関する独立した国際的調査の実施を求めました。
さる5月11日、被占領地パレスチナ・ヨルダン川西岸ジェニンにて、カタール国営衛星通信アルジャジーラのパレスチナ人女性記者シリーン・アブアクレ氏(51)が、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクへのシオニスト入植者の襲撃を報道していた中、シオニスト政権イスラエル軍の銃撃を受け、殉教しました。
イスラエル軍は去る5月13日にも、聖地内でのアブアクレ氏の葬儀会場に激しい暴力的な攻撃を加えています。
しかし、この破廉恥で不遜な襲撃は国際世論の前で実施されたもので、イスラエル軍は音響爆弾を使用してアブアクレ氏の葬列を襲撃しました。
多くの国や国際機関・組織は、アブアクレ氏の殺害に反応し、シオニストのこの犯罪を非難するとともに、この残忍な行動に対するシオニスト政権の引責および、この事件に関する調査の実施を求めています。
イルナー通信によりますとシオニスト政権の立場表明に反発し、「我々は、戦争犯罪としてこの殺害事件に対する、中立的で独自の国際調査の実施を求める」と表明しています。
アムネスティはこれ以前にも、「アブアクレ氏殺害事件の調査実施への反対というイスラエルの決定は、国際法の枠組みでの責務違反だ」と表明していました。
イスラエル軍はこれまでに、数百名に上るジャーナリストを殉教に追い込み、負傷させ、あるいは逮捕しています。
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