米国防総省が、核ミサイルの新型化に向けた120億ドル契約を締結
6月 26, 2022 17:33 Asia/Tokyo
各報道機関は、米国防総省が、同国の核ミサイルの新型化に向けた英大手航空機メーカーとの120億ドルの契約を締結したことを明らかにしました。
ロシア・スプートニク通信によります、この契約により、英国防・情報セキュリティ航空宇宙関連企業であるBAEシステムズが、アメリカのICBM大陸間弾道ミサイルを強化し、これらのミサイルの作戦に対し専門的サービスを提供することになっています。
米国防総省はこれに関する詳細な情報を発表していませんが、これに関する作業の多くがユタ州にあるヒル米空軍基地で実施される、としています。
この契約は、米国防総省が防衛予算削減の中で今年検討した最大の契約の1つです。
米エネルギー長官は昨年、他国に対する抑止力の要素として、同国の核兵器庫を新型化するとしていました。
2019年時点でアメリカの核弾頭は、6100発を超えていましたが、このうち廃棄のため2300発近くが撤収されており、現在は3800発が実際に配備されています。
バイデン現米政権は同国の2023年度防衛予算案に、超音速ミサイルを含む長距離ミサイル開発のため、72億ドルの拠出を要請しています。