ロシアの人工衛星が、米国防総省とホワイトハウスの動向を監視
6月 29, 2022 20:22 Asia/Tokyo
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ロシアの人工衛星
ロシア国営宇宙開発企業・ロスコスモスのロゴジン社長が、アメリカとその同盟国に警告を発し、「ロシアの宇宙探査能力を甘く見てはならない」と語りました。
ファールス通信によりますと、ロゴジン社長は28日火曜夜、「我々はここから全てを見通している。それゆえ、目を覚ますべきだ」と述べています。
最近、ロスコスモスがSNSアプリ・テレグラムに発表した写真には、現在NATO北大西洋条約機構の会合が開催されているスペイン・マドリードのほか、米ホワイトハウス、イギリス国防省、フランス・パリやドイツ、ベルギー・ブリュッセルにあるそのほかの施設が写っています。
これは全て、ロシアのリモートセンシング衛星「リソースP」から撮影されたものです。
英紙デイリー・ミラーは最近、「ロシアは最近、地球周回軌道上に向け軍事用レーダーを発射した」と報じました。
同紙は「ロシアはこの超極秘軍事用レーダーを、ウクライナ戦争で使用するために地球周回軌道に乗せた」と報じています。
これに先立ち、ロシア国防省は同国アルハンゲリスク州にあるロケット発射場・プレセツク基地から人工衛星ソユーズとともに軍事用衛星1基を発射しました。
この衛星は、ロシア軍向けの衛星写真やインターネット網をはじめとした情報提示および軍事面での利用のために使われています。
ロシアは現在、およそ100基の人工衛星の衛星を地球周回軌道に乗せていますが、稼動しているのはそのうちの半分弱で、毎年複数の衛星が加わっています。
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