米露の宇宙当局が、宇宙船の相互利用で合意
7月 18, 2022 19:29 Asia/Tokyo
NASA・米航空宇宙局とロシア国営宇宙企業・ロスコスモスは、両国の宇宙飛行士が相手国の宇宙船に搭乗し、ISS・国際宇宙ステーションへ向かうことを可能とする協定に署名しました。
ロイター通信によりますと、この協定に基づく最初の飛行は今年9月に行われ、米国の宇宙飛行士がロシアの飛行士2人とともに搭乗し、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からISSを目指すということです。
また、米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」には、ロスコスモスの飛行士が米国人宇宙飛行士2人とともに搭乗します。この飛行士はクルードラゴンに搭乗する最初のロシア人になるということです。ちなみに、クルードラゴンには日本のJAXA・宇宙航空研究開発機構の若田光一さんも搭乗する予定です。
ロスコスモスは「この協定はロシアと米国の利益となり、ISSプログラムの枠組みに基づく協力の発展を促進する」とし「平和目的の宇宙探査」を促進すると表明しました。
またNASAも、ISSにロシア人飛行士とアメリカ人飛行士が少なくとも1人ずつ滞在することが、実験室の運営維持に極めて重要と指摘しています。
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