国連事務総長、「サウジのリスト除外は苦しい選択だった」
6月 10, 2016 18:24 Asia/Tokyo
国連のパン事務総長が、子供の権利侵害者のリストからサウジアラビア連合軍を削除するよう圧力をかけられたことを明らかにしました。
フランス通信によりますと、パン事務総長は、9日木曜、サウジアラビアが率いるイエメン攻撃のアラブ連合軍の名前を、子供の権利侵害者のリストから削除したのは、一部の国から国連への資金援助を停止すると圧力があったためだとしました。
パン事務総長は、「これは苦しく難しい選択だった」と語りました。
こうした中、サウジアラビアの国連大使は、9日、子供の権利を侵害する国やグループのブラックリストからサウジ連合軍の名を削除させるため、国連の一部の計画への資金援助を停止すると国連に圧力をかけたことを否定しました。
国連は先週、サウジアラビア連合軍を、戦争や紛争で子供の権利を侵害する国やグループのブラックリストに加えていました。
パン事務総長の当初の報告では、「サウジ連合軍は、2015年のイエメンの子供たちの死傷の原因の60%を占めている」とされています。
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