英ジョンソン首相が、権力残留を画策

ある英上院議員は、辞任を表明したジョンソン首相が保守党党首の座にとどまるつもりであると語りました。

ジョンソン首相は、大臣や政府関係者少なくとも５０人が辞任したことを受け、ついに自身の辞任も表明しました。

この辞任ドミノは、保守党のクリス・ピンチャー議員が２０１９年にセクハラをしていたことをジョンソン氏が把握していたにもかかわらず、党要職に任命したことから始まりました。

ピンチャー氏は疑惑発覚後の先月２９日に辞任しました。

英テレグラフ紙は２６日火曜、保守党党首選の決選投票が迫る中、ジョンソン氏が翻意したと伝えました。

それによると、ジョンソン氏は、保守党の資金提供者でもある上院議員との会話で、自身が党首にとどまることを阻むものはすべて消えるだろうなどと述べたということです。

この議員によれば、ジョンソン氏は職務を完遂したいとしており、次期下院選挙で保守党党首として争う意向があるということです。

ジョンソン氏を「才能ある政治家」と評したクレヴァリー教育相も、ジョンソン氏が「次期内閣に入閣する可能性は高い」と述べました。

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