8月 13, 2022 14:52 Asia/Tokyo

FBI米連邦捜査局によるトランプ前米大統領の邸宅への家宅捜索で、「最高機密」や「機密」に指定された文書などが押収されました。

ロイター通信が12日金曜、アメリカ司法省の同日の発表として報じたところによりますと、FBI捜査官はフロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」の家宅捜索で、最高機密と記された文書を含む11点の機密文書を押収しました。

司法省はまた、家宅捜索に先立つ令状の申請で、トランプ氏がスパイ活動法に違反したと確信するのに十分な証拠があるとブルース・ラインハート連邦判事に伝えたことも明らかにしています。

同省はさらに、裁判所への提出資料で、トランプ氏の弁護団が12日午後に捜索令状の公開に異議を唱えないことを示唆したと発表しており、捜索令状は近く公開される可能性があるということです。

押収物リストによりますと、20以上の箱のほか、写真のバインダーや手書きのメモ、長年の盟友ロジャー・ストーン氏に対する恩赦に関する文書、さらに「フランス大統領」に関する情報など30点が押収されました。

このリストは、ラインハート連邦判事がFBIに与えた敷地内捜索令状を含む7ページの文書に記載されているということです。

トランプ氏は自身のSNSメディアで、問題になった記録は「全て機密解除されていた」とし、「安全な場所に保管されていた」としたほか、「押収する必要はなかった。政治的な駆け引きをしてマールアラーゴに侵入しなくても、いつでも入手することができた」と述べました。

これに先立ち、トランプ氏は、FBIによる自身の邸宅の家宅捜索に核兵器関連文書が含まれていたという報道は「でっち上げ」だ、とコメントしています。

 


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