ケニアの市民らが、英国を欧州人権裁判所に提訴
8月 25, 2022 19:28 Asia/Tokyo
イギリスの植民地主義政策の犠牲となっているケニアの市民らが、同国を相手取り欧州人権裁判所に提訴しました。
これらの市民は、かつてイギリスによって悪用され、自らの土地から強制的に追放されたことを理由に、イギリスを相手どり、訴訟を起こしました。
ファールス通信によりますと、この市民らの弁護士は、メディアに対して、「イギリスは長年に渡り、損害賠償の支払いを拒否してきているため、これらの市民が裁判所に訴えることを余儀なくされている」としています。
イギリスの植民地主義政策の犠牲となっているケニア市民の数は、同国の一つの地域だけで10万人を超えており、彼らは20世紀初めごろ、祖国を追い出されています。
2019年、彼らはネット上で署名運動を行い国連に送付するとともに、その中で、イギリスの謝罪や損害賠償の支払いを求めました。
ケニアは1963年にイギリスの支配から解放され、独立を宣言しました。
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