ロシア、宇宙船利用関連対米協定を延長する用意あり
8月 27, 2022 16:35 Asia/Tokyo
ロシアが、米との宇宙船利用協定を延長する用意を表明しました。
ロイター通信が26日金曜、ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモス幹部の発表として報じたところによりますと、ロシアは、自国の宇宙飛行士が相手国の宇宙船に搭乗し、ISS国際宇宙ステーションへ向かうことを可能とする米国との協定に関し、最初の3回の飛行が成功すれば2024年以降も延長する用意がある、ということです。
ロスコスモス幹部のセルゲイ・クリカレフ氏は「現在、最初の3回の飛行について協定が結ばれている」とし、「この協定がうまく実行されれば、われわれは確実にこの協定を継続する」と表明しました。
NASA米航空宇宙局とロスコスモスは今年7月、協定に署名しました。国営ロシア通信RIAは、協定では22年から24年にかけて合計6回の飛行が想定され、両国がそれぞれ相手国の宇宙船に3回ずつ搭乗することになると報じていました。
この協定に基づき、ロシアのアンナ・キキナ飛行士が米宇宙開発企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」で今年秋に飛行する予定です。
ロシアは他の宇宙協力に関しては疑問を投げかけており、24年以降に国際宇宙ステーション計画から撤退し、自国の宇宙ステーションを開発すると表明した一方、大幅に遅れる可能性を示唆するなど、これまでに矛盾したメッセージを発信しています。
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