国連、「アサンジ氏の米引渡しで報道の自由への懸念増大」
(last modified Mon, 29 Aug 2022 08:08:07 GMT )
8月 29, 2022 17:08 Asia/Tokyo
  • アサンジ氏
    アサンジ氏

OHCHR国連人権高等弁務官事務所が、「内部告発サイト・ウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジ氏をアメリカに引き渡すことは、報道・ジャーナリズムの自由に関する懸念を高めることになる」と表明しました。

ジュリアン・アサンジ氏は、イラクやアフガニスタンでの戦争に関してウィキリークスで数万件もの文書が公開されたことを受け、アメリカ政府より訴追されており、過去3年間はイギリスの刑務所に収監されてきました。

ウィキリークスの文書からは、アメリカ軍がアフガン戦争において、報告されなかった数々の事件で数百人もの民間人を殺害してきたことが明らかにされています。

去る6月17日、イギリス政府は、アサンジ氏の身柄のアメリカへの引き渡し命令に署名したと発表しました。

ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は、アサンジ氏の身柄のアメリカへの引渡しの可能性に関して言及し、このことが調査取材活動に破壊的な影響をもたらしうる、としています。

また、アサンジ氏の配偶者や弁護人との面会後、「アサンジ氏が刑務所内で遭遇している健康面での問題については知らされており、同氏の身体・精神面での健康を懸念している」と語りました。

そして、アサンジ氏の人権を尊重するよう求めました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem