米政府関係者、「国家経済は多大な困難に直面」
8月 31, 2022 21:18 Asia/Tokyo
FRB米連邦準備制度議長が、「アメリカの経済状況は、極めて困難や数多くの障壁に直面している」と語りました。
ガソリンや家賃の上昇、食品を含む基本的な消費財の価格の上昇は、アメリカで過去 41 年間に前例のないインフレを引き起こしました。
イルナー通信によりますと、ニューヨーク連邦準備銀行のジョン・ウィリアムズ総裁は、米金融情報紙ウォール・ストリート・ジャーナルの会合で、米国の経済状況は非常に困難であり、多くの障害に直面していると述べています。
また、しばらくの間、「制限的な政策を講じる必要がある。だがそれは、我々が短期間これを実施し、その後に方向路線を変更することを意味しない」としました。
ウィリアムズ総裁は、「米中央銀行は、自らの政策金利を十分なレベルに引き上げ、それにより成長を制限しインフレを抑え、2023 年末までそれを維持しなければならない」と考えています。
さらに、「需要が供給をはるかに上回っている状況では、実質金利をゼロ以上に維持し、需要を削減するために何らかの制限的な政策を採用する必要があると思われる」としました。
最後に、「インフレ率を下げるには、実質金利がプラスである必要がある」と述べています。
アメリカ労働省の最新の統計によりまと、同国のインフレ指数は 1982年以来最高レベルに達しています。
このことにより、現在のアメリカ与党・民主党とバイデン大統領が国民に充足感を与えることはさらに難しくなったように思われます。