米元レーガン政権関係者、「ゴルバチョフ氏の過ちは米への信頼」
(last modified Thu, 01 Sep 2022 05:42:20 GMT )
9月 01, 2022 14:42 Asia/Tokyo
  • ゴルバチョフ氏
    ゴルバチョフ氏

米元レーガン政権で財務次官補を務めたポール・クレイグ・ロバーツ氏が、「旧ソ連の元最高指導者ゴルバチョフ氏の過ちは、アメリカをよく知らなかったことだ」と語りました。

「レーガノミクス」の理論的支柱の一人となったロバーツ氏は、ロシア・スプートニク通信のインタビューで、旧ソ連の最後の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフ氏の死去に関して、「ゴルバチョフ氏は『核のハルマゲドン』という、差し迫ってもいない危険を察知していたが、いずれの対米合意もその後のアメリカ政権を通じて破棄されるかもしれないことには気づかなかった』と述べています。

ゴルバチョフ氏は先月30日夜、長い闘病生活の末に91歳で逝去しました。

ロバーツ氏はまた、「ゴルバチョフ氏の過ちは、アメリカをよく知らなかったことである。アメリカ大統領は誰でも、過去の大統領により調印されたいずれの合意も破棄できる。それは、仮にすでに調印された合意が発効していてもだ。ましてや、NATO北大西洋条約機構の不拡大という約束に関しては、何の文書も調印されていなかった。腐敗したクリントン元米政権は、このような合意は決してなされたことはない、と主張していた」と語っています。

 


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