米経済学者、「景気後退を防げるのは奇跡しかない」
(last modified Thu, 01 Sep 2022 10:29:44 GMT )
9月 01, 2022 19:29 Asia/Tokyo
  • アメリカにおける景気後退
    アメリカにおける景気後退

米イェール大学のスティーブン・ローチ研究員は、米国の景気後退を防ぐのは奇跡に近いとの見解を示しました。

ガソリンや家賃の上昇、食品を含む基本的な消費財の価格の上昇は、アメリカで過去 41 年間に前例のないインフレを引き起こしました。

米イェール大学ジャクソン研究所のスティーブン・ローチ研究員は、CNNとのインタビューにおいて、「継続的なインフレは消費減少とともに消費者の支出減少につながり、マクロ経済に影響を及ぼし、労働市場に問題を起こす」と述べました。

過去にモルガンスタンレー・アジアの会長も務めたローチ氏は、「米国のGDPは1.5~2%減少した。さらに失業率も少なくとも1~2%上昇している」としました。

米商務省が公表した統計によると、アメリカ経済は今年の第1四半期に1.6%、第2四半期に0.6%後退しました。

米CNBCニュースによれば、今年上半期の経済のマイナス成長は、インフレ深刻化につながり、この現象は2024年まで続く可能性があるということです。

米労働省の最新統計によると、米国のインフレ指数は1982年以降で最高水準に達しており、このことによりバイデン現米大統領は国民の支持獲得がより困難になっていると見られています。

 


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