ウクライナの生物兵器研究所が移転か
9月 04, 2022 15:33 Asia/Tokyo
ロシア国防省が声明を発表し、米国がウクライナ国内に持つ生物兵器研究所を東欧へ移転させようとしているとしました。
ロシア国防省は以前、米国防総省が、生物兵器開発を行っているウクライナの研究所30カ所以上に資金援助を行っていると発表し、SCO上海協力機構加盟国にとっての直接的な脅威だとしていました。
ロシアは2018年にも、ジョージア(旧グルジア)の生物研究所で秘密裏に実験を行っているとして、アメリカを非難しています。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ロシア国防省は3日土曜の声明で、「米国防総省が現在進行中の生物兵器製造プロジェクトを、ウクライナ国内から他の東欧地域に移転させようとしている証拠を有している」としました。
また、「ロシアは来週にも、米国が生物兵器禁止条約に違反していることの証拠を提示する意向だ」としています。
ロシア国防省の話では、ウクライナ軍はどうやら、トルコ製無人機を使用して、生物兵器の使用を試みている模様です。
ロシア軍の放射線・化学物質・病原菌対抗部隊のクリロフ司令官は、「航続300キロのトルコ製無人機が飛べば、事実上いずれの地域諸国も生物兵器の脅威から逃れられない、と言わねばならない」と述べました。