トラス英新首相、英と世界で好戦主義に走る可能性
9月 10, 2022 15:01 Asia/Tokyo
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トラス英新首相
イギリス最大の反戦活動団体が、同国のトラス新首相を、国内外で好戦主義的な行動をとる可能性がある者だとしました。
トラス新首相にとって最も重要な課題は、ロシア・ヨーロッパの間のエネルギー戦争や、ウクライナ戦争に関するイギリスの立場の問題など、さまざまな分野におけるロシア・西側諸国間の対立の増大です。
イギリスは現在、旧来から反ロシア的アプローチを踏襲してきたことから、米国に最も近い立場にあります。
イギリスはアメリカとともに、ウクライナに最も広範な軍事・武器支援を提供し、国際機関でロシアに対して最も厳しい立場をとってきました。
イギリス最大の反戦団体「戦争阻止連合」は声明を発表し、「リーズ・トラス氏は、英国史上最も軍国主義的な首相の一人であり、トラス政権のもとで平和の見通しを楽観視することは不可能だ」と表明しています。
この声明ではまた、「トラス氏は2022年、ロシアと中国を挑発的に脅迫した。そして今、数百万人もの人々が燃料や食糧の不足に直面している現実を横目に、軍事予算を増やすと約束している」とされています。
そして、「トラス氏は英国の財源を武器商人や戦争屋に費やしているが、暖房や日々の食物をまかなう支弁能力がない数百万人もの労働者への支援を渋っている」.としています。
ジョンソン前英政権で外相を務めていたトラス氏は今月5日、イギリス首相に選出されました。
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