ベネチア国際映画祭で、米での薬物問題を扱ったドキュメンタリーが最高賞
(last modified Sun, 11 Sep 2022 07:06:38 GMT )
9月 11, 2022 16:06 Asia/Tokyo
  • ベネチア国際映画祭で、米での薬物問題を扱ったドキュメンタリーが最高賞
    ベネチア国際映画祭で、米での薬物問題を扱ったドキュメンタリーが最高賞

第79回ベネチア国際映画祭で、薬物過剰摂取を巡る製薬会社への抗議活動を描くアメリカのドキュメンタリー映画が最高賞を受賞しました。

イタリアで開催されていた世界三大映画祭の一つ、第79回ベネチア国際映画祭の授賞式が現地時間の10日土曜夜開かれ、コンペティション部門の最高賞「金獅子賞」に、ローラ・ポイトラス監督の米ドキュメンタリー「オール・ザ・ビューティー・アンド・ザ・ブラッドシェッド(原題)」が選ばれています。

この映画は、米国の写真家ナン・ゴールディンさんの半生と、薬物過剰摂取を巡る製薬会社への抗議活動を描いたものです。

この作品では、アメリカで深刻な健康問題を引き起こしている鎮痛剤「オピオイド」について、自身もオピオイド依存に苦しんだゴールディン氏が、この薬を販売するパーデュー・ファーマ社のオーナーである富豪サックラー家を相手に抗議活動を展開する姿を追う、という内容になっています。

ことしで79回目を迎えるベネチア国際映画祭には最優秀賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に世界各国から23の作品がノミネートされていました。

 


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