欧州での街頭抗議がオーストリアまで波及

ヨーロッパでエネルギー価格高騰に対する街頭抗議が広まりを見せる中、オーストリアの首都ウィーンでも人々がデモを行いました。

ヨーロッパのエネルギー危機は、この地域の人々が物価上昇とエネルギー不足に苦しんでいる中、冬が近づくにつれ日ごとに悪化しています。

イルナー通信が11日日曜、報じたところによりますと、ウィーンの抗議者らは対ロシア制裁への反対を表明し、ネーハマー首相をはじめとした自国当局者や、NATO北大西洋条約機構、EUに対してスローガンを唱えました。

イタリアでも、ディマイオ外相が党の演説のために南部ナポリに入った際、怒った市民が同外相を裏切り者だとして攻撃しました。

EUは、ロシアとウクライナとの紛争開始から現在までに、2022年末までのロシア産石油禁輸を含めた各制裁を6度にわたって可決しています。

一方、ヨーロッパのロシア産ガス輸入が大幅に減少したことは、この地域の国々のエネルギーコストの上昇につながることとなり、人々が暖房費の支払いに困難を抱えるになりました。

このような状況の中、人々の抗議の波はヨーロッパ各地に広がっています。日に日に拡大していくこれらの抗議は現時点で、イタリアの一部、ドイツ、イギリス、チェコ、オーストリアにまで及んでいます。

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