9月 12, 2022 20:50 Asia/Tokyo

ハンガリー国会のクヴェール・ラースロー議長が、ヨーロッパはウクライナ戦争の敗者だとしました。

ハンガリーは、ウクライナでの紛争を受けてEUがロシアに課した制裁を、繰り返し批判しています。

イルナー通信が12日月曜、報じたところによりますと、クヴェール・ラースロー議長は、EUがウクライナ戦争で自身の経済的利益に反する行動を取ったとし、「欧州はこの戦争の敗者だ」と述べました。

続けて、「今日、EUは深刻な圧力にさらされているが、外交を通じて平和を取り戻す能力はない」としました。

一方、同国のノヴァーク・カタリン大統領は9日金曜、セルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領との共同記者会見において、「EUの制裁はロシアではなくヨーロッパが標的になっている」と指摘しました。

ハンガリーは先月下旬、ロシアのエネルギー大手ガスプロムと、セルビア経由で掘削された余剰の天然ガスの供給に関する契約を結びました。

ハンガリーは、ロシアからのガス購入にあたりルーブルで支払うことを受け入れている、数少ないEU加盟国です。

ファールス通信によりますと、ギリシャのミツォタキス首相も11日日曜の記者会見で、「ロシアに対して課された制裁は、ヨーロッパ諸国の経済に損害を与えている。もしヨーロッパがロシアとのエネルギー戦争を止める方法を見つけられなければ、すべてが完全に不安定になるだろう」と述べています。

 


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