米ブルー・オリジンの再使用ロケット、打ち上げ直後に墜落

米ブルー・オリジンの再使用ロケットが、打ち上げ直後に墜落しました。

フランス通信によりますと、米宇宙開発企業ブルー・オリジンは12日月曜、再使用ロケット「ニューシェパード」が同国テキサス州での打ち上げ直後に墜落した、と発表しました。

今回の件について、ブルー・オリジンは公式ウェブサイトで「きょう実施した無人飛行でブースター（ロケット部分）に不具合が発生した。脱出システムは設計通り機能した」と報告。ロケット部分は「地面に衝突した」と明らかにしました。

打ち上げ失敗は小売り・IT大手アマゾン・ドットコム創業者のジェフ・ベゾス氏率いるブルー・オリジンや宇宙観光産業にとって痛手となっています。

その一方で、有人の場合でも生還できた可能性が高いとして、脱出システムを評価する意見も出ています。

米連邦航空局は事故を受け、調査結果が出るまでニューシェパードの打ち上げは停止されると表明するとともに、「カプセルは無事着陸し、ブースターは指定の危険区域内に墜落した。負傷者や物的損害は報告されていない」と説明しました。

ニューシェパードの打ち上げは今回を含めて23回実施されていますが、失敗は初めてのことです。

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