ニュージーランド、「将来的に英連邦から離脱」

アーダーン・ニュージーランド首相が、同国がいずれはイギリス連邦から離脱し共和制に移行するだろう、との見解を示しました。

ニュージーランドはかつて、オーストラリアやカナダなどと同様にイギリスの植民地とされ、今なお英君主を国家元首とする英連邦１５カ国の一つを形成し、ニュージーランドの紙幣やコインにはイギリス女王の肖像画が印刷されています。

しかし、オーストラリア政府は「英女王エリザベス2世の崩御後は自国内で流通する通貨には同女王の肖像ではなく、今後は国内の著名人の肖像画を印刷するだろう」と表明しました。

アーダーン首相は南太平洋諸国の独立に触れ、「自分は、このことが自分の存命中に起こると確信しているが、そう近い将来ではないだろう」としました。

最近の英女王エリザベス2世の崩御後、一部のカリブ海および南太平洋諸国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど、多くの英連邦諸国で君主制に反対する抗議行動が発生しています。

これらの国の当局者は、新英国王チャールズ 3 世を国家元首として認め、英連邦からの分離および共和制への移行を検討しています。

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