南アが英女王の王笏上の自国産ダイヤの返還を要求、エリザベス女王死去受け
(last modified Tue, 20 Sep 2022 06:21:41 GMT )
9月 20, 2022 15:21 Asia/Tokyo

エリザベス英女王の死去後、南アフリカの人々が一連のキャンペーンを展開し、女王の王笏にはめられていた南アフリカ産出の世界最大級クリアカットダイヤモンドの返還を求めました。

米CNNによりますと、南アフリカではこれまでに、現在エリザベス女王の王笏に取り付けられている南アフリカ産のカリナン1ダイヤモンド(別名;偉大なアフリカの星)530カラットの返還を求める請願書に、これまでに6000人が署名したということです。

南アフリカの国会議員Vuyolwethu Zungula氏は、ツイートを投稿し、英国が行ったすべての被害に対する賠償や、英国によって盗まれたすべての金とダイヤモンドの返還を要求しています。

英国の植民地政権によってもたらされたすべての損害に対する補償と、英政権によって盗まれたすべての金とダイヤモンドの返還を要求するツイートを投稿しました.。

530カラットのこのダイヤモンドは、所有者のサー・トーマス・カリナンの私有鉱山で発見されてから2年後の1907年にエドワード7世に贈られていました。

「カリナン1」は元々、大きな1つのダイヤモンド原石で、1905年に9つの大きな石と96の小さな破片にカットされ、そのうち最も大きな石が同年に英国統治下にあった南アフリカのトランスバール政府により盗まれ、エドワード7世に誕生日プレゼントとして贈られ、その後、国王の笏にはめ込まれました。

多くのSNSユーザーも、英国王室が所有する複数のダイヤモンドをそれぞれの国に返還するよう呼びかけるキャンペーンを開始しました。

 


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