米国務次官が主張、「ウィーン協議は暗礁に乗り上げている」
9月 17, 2022 18:19 Asia/Tokyo
イランとの核合意に違反した側であるアメリカのシャーマン米国務次官が、「オーストリア・ウィーンでの制裁解除協議が暗礁に乗り上げている」と主張しました。
シャーマン国務次官は16日金曜、米紙ワシントンポストが主催したある会合において、「我々は行き詰まりに陥っている。それは、イランが協議の最新ラウンドで、我々が決して受け入れることのできない、非常に厳しい返答をしてきたからだ」と述べています。
シャーマン国務次官のこの主張の一方で、アメリカは2018年、国連安保理も承認した核合意に定められた自らの責務に違反し、この合意から一方的に離脱しました。
イランは、制裁解除協議における主要な要求として、核合意の永続性の保証とIAEA国際原子力機関の保障措置面での主張の解消を提示し、そしていくつかの制限と引き換えにイラン国民に実質的な経済的利益をもたらすような協定への復帰を合理的とみなし、これを受諾すると強調しています。