ロシア安全保障会議、「合同演習を重視した中国との軍事協力を今後も継続」
9月 19, 2022 19:46 Asia/Tokyo
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ロシアと中国の国旗
ロシアと中国が、合同軍事演習などに重点を置いた軍事協力を今後も継続することを明らかにしました。
ロシア・スプートニク通信が、同国安全保障会議の広報部の発表として報じたところによりますと、ロシアと中国は19日月曜に戦略安全保障に関する協議を行い、合同軍事演習と巡視、参謀本部間の連絡強化に重点を置いた国防当局間の連携を今後も継続することで合意しています。
今回の協議は中国福建省南平市で開催され、ロシア側からニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記、中国側から楊潔篪(よう・けつち)中国共産党中央委員会政治局員を共同議長とし、両国の関係省庁代表が参加しました。
ロシア安全保障会議報道担当の話では、パトルシェフ氏と楊氏はともに「軍事技術協力で高い水準を維持することに双方とも関心がある」ことを表明したということです。
またパトルシェフ氏は協議の中で、中国との戦略的パートナーシップは「言うまでもなくロシア外交の優先事項」だとして、その発展の意義を強調しました。
ロシア安全保障会議報道担当によると、双方はその他、アフガニスタン情勢、朝鮮半島や台湾をめぐる情勢などを含むアジア太平洋地域の軍事・政治情勢について協議しました。
今月15日、ロシア海軍と中国海軍の艦船は太平洋における合同巡視を実施しました。
またこれに先立ち、今月1日から7日にかけてロシア軍参謀総長の指揮の下、東部軍管区訓練場およびオホーツク海と日本海の沿岸海域において大規模軍事演習「ボストーク2022」が、中国軍も参加して実施されています。
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